1月21日のNHK総合テレビ「助けて!きわめびと」のテーマはほめ力アップ。
ほめ力を教えてくれるきわめびとは、お好み焼きの「千房」創業者の中井正嗣さん。
ほめること=存在を認めること
社員がエレベーターのボダンを押してすぐきたときに、中井さんが「すごいやんか」とほめたエピソードがまず話題に。
MCの三宅裕司さんが「言われたほうはバカにされたような気持ちになりませんかね?」と質問すると、それだけ意識をしているということであり、その人の存在を認めているということ。
「人間無視されるのが一番いやだからね」と三宅さんも納得。
ほめたいのにほめられない
きわめびとは、30冊以上子育ての本を買って勉強するも、なかなかうまくいかずに、いつも怒ってしまうという女性のお宅に。
子育ての様子を見た中井さんは、めくじら立てていらだってまで子育てやっているのは、子どもに対する愛情があればこそそうするのであって、世間に恥じない子どもになってほしいという思いで、よう頑張ってきましたですよと。
「一生懸命やっているのに、どうしてうまくやっていけないんだろう?伝えられないんだろう?」という悩みがあり、自分にいらだつという状況に対し、中井さんが伝授する極意は?
いらだってきたら拍手
怒りのスイッチを「ほめる」に変える。
そのためには、いらだってきたときに拍手をして、自分に区切りをつける。
子どもにも区切りをつける意味で、パンと手を叩いて「はい、おわり」と言い、そこからモードを切り替えていく。
心が入っていなくても拍手する行動に移す。お母さんが切り替わると、子どもも切り替わるという。
行動に移していくうちに、やがて心が入ってくるようになる。
子どもたちに変化が診られたら、パチパチパチと拍手。これでほめる体勢ができる。
ほめ力アップカード
首、つめ、口、手、目、くつ、携帯電話、わが尾、話し方、食べ方、部屋のテレビ、服装、声、字などさまざまなテーマが書かれたカードを用意。
これらのカードをならべ、じゃんけんで勝った人がテーマに沿って相手をほめるゲームをする。
「目」がテーマのときは、目が澄んでいる、奥二重がとてもキュート・・・
ほめるために重要なのは、とにかく観察力。
一つ一つ意識してほめる気があれば、観察して探す。一層今まで以上にそれが癖になってくるという。
でも・・・の法則
ほめるポイントを見つけようとするほど逆に悪いところが見えてきたり、ほめる部分が見つからずむしろ注意したくなるときに使えるのが「でもね・・・の法則」
怒っても叱ってもよいが、そのあとすぐに「でもね」でほめる要素を探しだして言ってあげる。
「けんかやめなさい」と怒った場合は、元気というほめるポイントがある。怒ったあとに「でもね、元気でよろしい」などほめるポイントを伝える。
否定から入っても、でもねでひっくり返って肯定で終わるので、お互いに嫌な気持ちを引きずらない。
「でも」が良いニュアンスを持たないのは、せっかく肯定で入ったのに「でも」を使ってしまうからだろうな。否定からはいってしまっても「でもね」でひっくり返せるので、ほめ力以外でも使い道は広そう。
斎藤一人さんもほめることをよく語っていたが、どこもほめるところがない場合があって、そのときは(自分の)修行だねと笑わせていたなぁ。
NHKの助けて!きわめびとのブログには、ほめ力カードもあって印刷もできるようなので、カードをきれいにつくって、やっぱり形からトライするというのも良さそう。
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