林先生が驚く初耳学に再度中室牧子先生登場。学力より収入に大きく関わる非認知能力とは?

11月28日のTBS系テレビ「林先生が驚く初耳学」で、日本の教育界で通説になりつつあるという、学力よりも収入に大きく関わる能力が紹介。

その科学的根拠を語って解説してくれたのは、「学力」の経済学の慶応義塾大学准教授・中室牧子先生。

ゲストの宮崎美子さんが「50年前に聞きたかった」というその内容は?

非認知能力

教育経済学では、学力が同じでも収入が変わってくるという状況を分析していて、アメリカの大学卒業後の年収を比較してたどり着いたこたえが、非認知能力。

非認知能力は、学力のように数字で表せる能力に対し、自制心・忍耐力・コミュニケーション・やり抜く力などテストでは計測できない能力。

将来の収入に影響があるのは、自制心や忍耐力などと考えられている。

非認知能力は誰かに教わらなければならない

学力が自分で勉強して身につくものだとすると、非認知能力はだれかに教わらなくてはならない、クラブや学校などで、人間関係の中で構築される能力。

社会に出たとき学力だけでは対応できない問題に直面したとき、自制心や忍耐力が必要になると考えられている。

学生時代に部活動や課外活動を経験した人のほうが、将来収入が高くなっているという研究結果も出ている。

テストの点数を上げようと部活を辞めてしまうのは、将来的にはマイナスになると考えられている。

幼少期の躾で非認知能力が上がる

小さいころに、約束を守る、大きな声であいさつをする、うそをつかないなどのしつけを受けた人は、非認知能力が高い。

しつけを受けていない人よりも、年収が86万円高いという研究結果が出ている。

子どもへのチェック法

こどもにチョコを一個あげ、戻ってくるまで我慢できたらもう一個あげると伝えて、いつ戻るかは伝えずに退室する。

15分後に戻ってくるまでに食べずに我慢できる子は、非認知能力のひとつ自制心が備わっている。

自制心は普段の生活の中で鍛えられる

決まった時間に寝て決まった時間に起きるなど、規則正しい生活が自制心を鍛える。

また、毎日背筋を伸ばすよう伝え実践させるだけで、将来の収入に関わる非認知能力が育つという研究結果も出ているそう。

宮崎美子さんは「50年前に聞きたかった」というが、確かに小さいころに知っていたかったなぁ。

中室先生の本自体はまだ読んだことがないが、ケリー・マクゴニカルの「スタンフォードの自分を変える教室」で似たような実験がされているように思う。

「スタンフォードの・・・」では、チョコではなくマシュマロテストを行っていた。

febe で音声が500円になるセールを狙って待っていよう。その前に「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」のほうもすでに音声を購入しているので、ちゃんと聞こう。

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