四十九日

母が亡くなってから約1カ月半。明日は四十九日。

S状結腸ガンのステージ4と診断され余命3ヶ月と宣告を受けたものの、1カ月半で他界。

ただあたふたしている間に亡くなった。

アガリスクも1回、スロージューサーも1回か2回しか使わず。

入院ではなく自宅療養を選んで再入院する直前には、ガンが転移した肝臓がはたらくなったためか足はむくみ、黄疸で黄色くなり、トイレに行くのに立ちあがるのがやっとでそのため買ってきたおむつも、実際に身に着けると違和感があって眠れず、結局おむつも1回だけ。

看病する側にとっては、あっという間の1か月半で、ほとんど手を煩うこともなかった。

天国に行っても、いや、ひょっとするとまだその辺りで見ているようだ。

そんな出来事が続いた。

ひとつは、火。

ガスコンロでお湯を沸かそうと小さな鍋に水を入れて火をつけ2階に行ったら、火をつけたことを忘れてしまいそのままに。

鍋の水がなくなり、持ち手のところに火がついたところに父が帰ってきて消してくれた。

間一髪のところだった。母が父を呼びもとしてくれたのだと思う。

もうひとつは、すぐ近くのスーパーに行ったとき。

母の友人に会い、四十九日の日程を確認された。母の大好きな花を贈ってくれるとのこと。

一日違っていたので、水曜日でなく火曜日であることを伝えた。

そのままだったら四十九日に間に合わなかった。

そのスーパーでその方に会うのは初めて。きっと母が会わせてくれたんだと思う。

そして、自分だが、ずっと実家に帰ろうと思いながらそのままになっていて、ようやく実家に帰ってきた。

父が亡くなっても母はなんでも一人でできるので、自分が帰ってくることはなかった。

もしかしたら母が身を張って呼んでくれたのかもしれない。

この地を選んで生まれてきた理由はまだわからないが、それを探しながら、どんどん改善して目の前の人を笑顔にできるように工夫を楽しんでいこう。

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